最大同時存在プロセス数 | 1000 |
最大同時存在「物体」数 | 1000 |
頂点数/「物体」 | v. 5. xx :1000程度(ビデオカード依存) v. 4 & 6:制限無し |
ポリゴン数/「物体」 | 制限無し |
ポリゴン | 直線, 凸3角形以上(凸多角形必須) |
スクリーン上の最大頂点数 | 80000 |
スクリーン上の最大ポリゴン数 | 20000 |
最大頂点数/ポリゴン | 24 |
スクリーンに直接描く線分 | 100本 |
オブジェクトコ-ド | 1048576ステップ |
プロセス共有メモリ | 30000ワード(32bit) |
使用可能色数 | 32 (色の指定は可能) |
背景色の指定 | 4096色中の1色 |
デフォルトプロセスのメモリ | 100 |
視野角 | 90度,53度 |
前面クリップ(近)ver.4 & 6 | 視野角90度 : 50 視野角53度 : 100 |
後面クリップ(遠)ver.4 & 6 | 視野角90度 : 2000000 視野角53度 : 4000000 |
同時使用テクスチャ数 ver.5.60 | 128 |
ビットマップファイルのサイズ上限 ver.5.60 | 4MB |
座標系は航空力学で使用されるNED系(X:North [前], Y:East [右], Z:Down [下] )を使用します. Xの値が増加すると前進,Yの値が増加すると右移動,Zがの値増加す ると下降となります. 「物体」のローカル座標系,空間のワールド座標 系,形状の定義などすべてNED系を使用します. 座標値は符号付き32ビット整数の範囲(+20億~-20億)が可能です.
時間はミリ秒単位の実時間で指定します. 例えば60000は1分です.
角度は360度を8倍した値を単位として指定します. 例えば
30度 | 240 |
90度 | 720 |
180度 | 1440 |
360度 | 2880 |
のように指定します.
距離は任意の定義とすることが可能ですが,32ビットの値を用いる 場合, 1 cm を 1 単位とすると最大±2万kmとすることができ地球表 面全体が表現可能であるため, 通常は1 cm を 1 単位と考えると良いで しょう. ただし1単位が1ミクロン,1単位が1光年と考えてもまった く問題ありません. 1 cm を 1 単位とした場合の時間と距離の関係を参 考として以下に示します.
距離の例
cm(unit) | m | km | |
1 | 0. 01 | 0. 00001 | |
10 | 0. 10 | 0. 0001 | ←50cmでクリップ |
100 | 1. 00 | 0. 001 | |
1,000 | 10. 00 | 0. 01 | |
10,000 | 100. 00 | 0. 1 | |
100,000 | 1,000. 00 | 1 | |
1,000,000 | 10,000. 00 | 10 | ←視界は20km |
10,000,000 | 100,000. 00 | 100 | |
100,000,000 | 1,000,000. 00 | 1000 | |
1,000,000,000 | 10,000,000. 00 | 10000 |
100km/h = 2778unit/sec = 2778unit / 1000msec | |||
800,000unit/sec | 8km/sec | 28800km/h | 静止衛星の速度 |
30,000unit/sec | 300m/sec | 1080km/h | 飛行機 |
3,000unit/sec | 30m/sec | 108km/h | 自動車 |
1000unit/sec | 10m/sec | 36km/h | 原付? |
100unit/sec | 1m/sec | 3. 6km/h | 歩く速度 |
重力加速度,加速度,速度の時間単位は秒,距離は任意の単位ですが, 必ず《距離》で使用する単位の千分の一を単位として指定します. 従って,地球上の重力加速度はセンチメートルを距離の単位として 使用する場合では, 9. 8m/sec^2 * 100 * 1000 = 980000 です.
起動時にはテキストウインドウが表示されます. GRAPHM 命令でグラフ
ィックウインドウが開いて「物体」が表示されます.
画面上で3次元物体が表示されている状態で TEXTM でテキストモード
に設定するとグラフィックウインドウは閉じられます.
文字列表示命令(OUTNUM, OUTSTR, OUTCHR)が実行されるとテキスト
ウインドウ上に文字が表示されます.
またグラフィックウインドウへの文字列表示命令が実行されると,GRCSR
で指定(0-1999)したカーソル位置から文字が表示されます. グラフィ
ックウインドウ専用の文字表示命令では,文字列バッファはプロセス間で
共有します.
色の指定は0 - 31の番号で指定し,色番号が0 - 15の場合は光源との 角度によってシェイディングされます. SETCOL命令で各色番号の色の変 更が可能です. 「物体」の色の定義には以下の値を使います.
0 | 濃灰 | ( 80, 80, 80) |
1 | 青 | ( 60, 60, 255) |
2 | 緑 | ( 60, 255, 60) |
3 | 水色 | ( 60, 255, 255) |
4 | 赤 | (255, 60, 60) |
5 | うす紫 | (255, 60, 255) |
6 | 黄 | (255, 255, 60) |
7 | 白 | (255, 255, 255) |
8 | 濃灰 | (120, 120, 120) |
9 | 濃青 | ( 60, 60, 160) |
10 | 濃緑 | ( 20, 160, 60) |
11 | うす緑 | (160, 255, 160) |
12 | 茶 | (130, 80, 50) |
13 | ピンク | (255, 180, 180) |
14 | オレンジ | (255, 140, 20) |
15 | クリーム | (255, 255, 180) |
色の指定が16 - 31の場合は光源の位置に関係なく常に同じ明るさで 表示されます.
16 | 黒 | ( 0, 0, 0) |
17 | 青 | ( 60, 60, 255) |
18 | 緑 | ( 60, 240, 60) |
19 | 水色 | ( 60, 240, 240) |
20 | 赤 | (240, 60, 60) |
21 | うす紫 | (240, 60, 240) |
22 | 黄 | (240, 240, 60) |
23 | 白 | (255, 255, 255) |
24 | 濃灰 | (120, 120, 120) |
25 | 濃青 | ( 10, 10, 100) |
26 | 濃緑 | ( 10, 100, 60) |
27 | うす緑 | (120, 200, 120) |
28 | 茶 | (130, 80, 50) |
29 | ピンク | (240, 160, 160) |
30 | オレンジ | (240, 140, 20) |
31 | クリーム | (240, 240, 160) |
スクリーンに直接描画する命令 GRxxxx の色の指定は「物体」に指定する 色番号と同じ値を指定します.
複数の仮想CPUが共有することができるメモリが15,000ロングワード 存在します.
プロセスを終了するメッセージ | 0x7FFFFFFF |
すべてのプロセスを示すプロセスID | 0x7FFF |
デフォルトでは,光源は視点後方に存在する視線方向の平行光源です. 16ビット(または15ビット)以上の色数のスクリーンでは,任意の物体が 光源となることが可能です. また,点光源,平行光源(光線方向指定可) の設定も可能となります. 面の反射の程度(スペキュラ)の設定も可能と なります.